ガーシー(東谷義和)から見る日本のヤバい現状を考察

考察

今年、SNSを中心に「ガーシー」という言葉が世間を騒がせています。

初めはYouTubeを中心に芸能人の過去の不祥事や、世間的に見て問題な行動や言動を暴露することで存在が拡散されました。

さらに、2022年にNHK党から第26回参議院議員通常選挙に立候補し、287,714票で当選し、参議院議員となりました。

そんな「ガーシー」こと東谷義和氏の世間からの反響から日本と日本人の現状を考察します。

はじまり

はじまりは、YouTubeやTikTokの切り抜きが広まっていったのだと私は思っています。

YouTubeのショート動画や、TikTokなどが広まりました。

まだ認知されていないような頃は、

Aさん
Aさん

誰この人?

Bさん
Bさん

どうせうそでしょ?

など、認知されていないがゆえに芸能人の暴露をしても

イマイチ信用されていない。という印象でした。

実際の芸能人が多くいるような集まりで、配信者本人も写っている動画がYouTube上に上がり、

ショート動画やTikTokにおいて拡散されました。

本人が写っている動画が何本か出たことにより、この人の言っていることに信憑性が出てきました。

基本的には関係のない話

大前提として、ガーシーが暴露と称して行っている

芸能人のスキャンダルや、問題発言・行動なんてものは

基本的には当事者以外には全く関係ありません。

ファンとして応援していたとしても、

仕事以外のプライベートな問題を、ファン程度がどうこう言えることではないと私は思うのです。

法律に反する行為があったのならば、分からなくもないですが、

だとしても、当事者同士で解決すればよいと思います。

暴露された芸能人の出ているテレビ番組などに携わっている人は、

その影響で番組に支障が出るのは困るかもしれませんね。

なのになぜこんなにも注目が集まっているのかを考えていきます。

なぜ関係ないのに興味があるのか

正義を振りかざしたい欲

今の日本社会は、社会的立場における関係性によって成り立っている関係性がほとんどです。

会社で言えば、上司、部下、同期、社長、課長など、

その会社の中で成立するものです。

次の瞬間会社がなくなってしまえば、そこに上下関係はなくなります。

そんな社会において、多くの人が就職という形を選んでいます。

役職が多くありますが、頑張ればいつか全員が社長に絶対になることができるわけではありません。

チャンスがある人もいれば、まったくない人も当然います。

そうすると、一生、会社や上司の下について働くことになります。

そんな生き方の中に正義を振りかざす場所がないのです。

どんなに正しくても、それが正解とは限らないのが社会というものです。

はめをはずすお金や時間や余裕のない人が、

自分の正義を振りかざすことができるのがネット上なのだと思います。

多くの人が、幼い頃にテレビや絵本を読み、

わかりやすい善悪のようなものが刷り込まれます。

マンガやアニメもそうです。

どこかに正義の味方でいたい自分がいるのだと思います。

なので、芸能人が問題を起こしたときに、自分の正義を振りかざしたいがために

いろんなことをネット上で言ってしまうのだと思います。

なので、実際に芸能人が問題を起こしたとしても

直接は関係ないですが、正義感を振りかざすサンドバックとしては十分な役割を果たしています。

見ていて気持ちいいくらいに芸能人が負けている姿が見れるので、

ガーシーにすごく注目が集まるのだと考えられます。

最近の無料マンガでも、初めは弱い主人公が、勢いよく成長して強くなるようなものや、

初めから主人公がめちゃくちゃ強いというところからストーリーが展開していくようなものが

多くあり、たくさん読まれています。

やはり。正義を振りかざしたい欲や勝ちたい欲みたいなものは

今の日本人に多くあるのだと思います。

妬み・嫉み

上記にもありますが、社会に出て働いていても

忙しくて自分の時間を自由に使うことができなかったり、

満足いくほどの給料がもらえなかったりする中で、

テレビやネットで見る芸能人やYouTuberが楽しそうに見えていて、

それでいて自分たちよりもお金を稼いでいると思う

嫌になってくるのだと思います。

そう考えてしまうと、有名人が少し問題を起こしてニュースなどで報道されたときに

正義を振りかざして、自分が一番正しいということにしたいのだと思います。

正義を振りかざいしているときは、相手のその後など考えてはおらず、

ただひたすらに、間違った人間を自分より下の立場まで足を思いっきり引っ張って

満足したいのだと思います。

スマホの普及によって、多くの人が簡単にネットに接続できるようになったので、

言いたいことを好きかって言えるようになったことで、

人生を楽しめていない人のストレスのはけ口となっているのは間違いないと思います。

それによって心に傷を負ってしまう人もそこそこいますが…。

国会議員になった後

「ガーシー」こと東谷義和氏は、2022年にNHK党から第26回参議院議員通常選挙に立候補し、287,714票で当選し、参議院議員となりました。

実際に参議院議員になることができたという結果から見ると、

やはり、国会議員に対する不信感を持った人が国民に多くおり、

今見えていない闇みたいなものを正義倒したいみたいな思想は少なからずあると思う。

ガーシーさんが正義か悪かは置いておいて、

客観的に見ると、デスノートの世界観みたいに私は感じました。

その後YouTubeからBANをされてしまい、

月3980円の少し高めな有料コンテンツとして、暴露動画を挙げているようですが、

会員が4万人近くいるので、それだけ興味を持っている人がいるというのは事実ですね。

ガーシーさんに対して、期待していた国会議員の姿ではなかったというコメントもありましたが、

コンセプトとしては論理的に動くわけではなく、自分本位なところが多い印象を受けました。

倫理観的なものというよりは、明確に自分に対して敵か否かを決定してから暴露をしているように客観的には見えました。

なので、権力みたいなものに屈しない姿勢も視聴者が見たくなる理由の一つであると考えられます。

今後の展開

ガーシーの暴露に暴露された芸能人が、実際にテレビの出演に影響が出ているのを見ると、

今後も暴露によって影響を受ける芸能人はいるように思います。

ただ、YouTubeが使えなくなってしまったので、有料会員の人にしか届かないところを考えると、

以前のような拡散力はないと考えられるので、

メディアがどれだけ取り上げるかも大きく関わってくると思います。

本も出しているので興味のある人は読んでみてもいいのかもしれません。

日本の経済はどんどん衰退しているのが現状なので、

国内でのこのような悪を倒す的な思想はなかなかなくならないと考えられます。

日本は特に全員同じを望む人が多いので、出る杭を打つ思想は絶対に変わらないと思います。

そろそろ海外に目を向けて余裕を持つことも大切なのかもしれませんね。

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